文章の正確、長さの好みの違い

 文章にせよ発言にせよ、その発信相手がどちらの種類かによって私は使い分けている。その種類とは、文法的に正確に書かれてあったり、長かったりする文章やを好むか好まないかの違いである。自分は好む方であり、アプリケーションの「ライン」などを使うときにも慎重に書いている。
 しかし、概してそれは長くなりがちなのか、相手によって受け止められ方が分かれることを何度か経験した。良くなく思われる方のライン投稿を見ると、それは話し言葉での短文である。時にはスタンプである。また、長い文章は書かずに、口頭で言う。
 そういう相手には、特にそれが何らかの理由で重要である相手ならば、その性格に合わせた文を発信することにしている。そもそも、ラインというアプリの文章作成部分の面積がそれほど大きくなく、短文向けになっている。だから、そういう要請もある。
 ところで、私は何も短文やスタンプなどそれ自体が悪いとは言わない。むしろ、それの方が分かりやすいこともある。だから、自分もそういう方でやることもある。
 しかし、それで済まない文章を送らなければならないときがある。また、短文を連投されても、正確でなかったり冗長であったりと感じることもある。残念なことに、先ほどの2種類の使い分けの内で「好まない」人が「好む」人を相手に自分の使い方を変更してくるということを、現状では自分は経験していない。
 この一方通行的状況に対し、何とかそちらも合わせろとまでは言わないが、せめて「好む」人の気持ちもわかっていただきたい、という気持ちになることもある。また、自分は職業柄、常にそう「好まない」相手ばかりに状況を合わせているわけにもいかないため、「好む」ような文章も読んだり、自分で書いたりしている。精神的均衡をそうやって保って自衛するようにしている。