自分の水準での話

 今日、初めて会ったある人から、私がその人と共有していない自分の観点から話しがちだという指摘を受けた。
 確かにそのときにした私の話の内容は普段自分が想定している範囲、水準を前提にしたものであったためにこの人の指摘は的を射ていたものであった。世の中には多種多様な人がいるのである。
 もっとも、言い訳をさせてもらうのであれば、そのときの自分は大変眠かった。どうもそういう気が緩んだ状態のとき、つい自分の無意識下での言動をとってしまうことはあるのではないかと思う。また、そのときのこの人がしてきた質問が随分とこちらのプライバシーに関することであり、そんなことを突然訊くことにやや苛立ち、半ば不親切に答えてあげたということもあった。
 ただし、今回は全く重要なシーンでなかったのでともかく、以後緊迫したシーンで自分のことを話すことはありえるためにこの人の指摘はためにはなった。