天皇の御言葉

 昨日に発せられた今上帝の御言葉についてだが、聞いている途中自然に耳を傾ける受け止め方となった。それは心に染み入るものだった。
 おそらくそれは、ここ近年の政治家等の言葉には感じられなかった、聞き手への信頼や尊敬といった情念が陛下の御言葉には含まれていたからだったと思う。
 そしてこの傾聴後改めて、それがいつのころからか思い起こせないが、現在の公人の言動の多くは慇懃無礼であったり恫喝であったり、その場でとってつけたようなくだらないものであったりとするものである、と再認識した。